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診断書はどこで発行してもらえばいいのか?

交通事故にあった場合、色々と面倒な手続きが発生します。

 

最近はスマートフォン等の普及により、どうすればいいのか?等簡単に調べることが出来ますが、情報が多すぎてどの情報が正しいのか判断するのが難しくなっております。

 

また、警察の交通課や損害保険会社だと交通事故の処理に関するプロのようなもので、こちらに聞けば問題ないと思ってしまうものです・・・が。

 

先日、不幸にも交通事故に遭われた方が「物損事故」から「人身事故」に切り替えるには「診断書」が必要と言われたそうです。しかも、その「診断書」ですが「病院」で発行されるものではなく「整骨院」で発行してもらったものでも「大丈夫」と言われたそうです。

私もその話を聞いた時は頭の中が「???」となり、思わず交通事故を専門に取り扱っておられる弁護士の先生に確認をしました。

 

弁護士の先生がおっしゃるには「手続上」だけなら整骨院で作成する「診断書」でも問題はないのでしょうが、仮に何か問題が生じた時にはやはり「病院」で発行してもらった「診断書」でなければ患者さん(被害者)になにかしらの不利益を被ることになりえる可能性があるとの事でした。

 

保険会社や警察の方に何と言われようが、交通事故による「ケガの診断」は必ず「医師」にしてもらい「診断書」も「病院」で発行してもらうようにして下さい。

 

また、交通事故でのケガは時間が経ってから症状が出てくる事も少なくありません。

その際は事故が起きてから数日たっていたとしてもできるだけ早く病院を受診し、交通事故による症状なのかどうかお医者さんに診てもらうようにしてください。

 

 

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お盆中の交通事故にご注意を!

8月11日(土)からお盆休みに入り、今年は19日(日)までと9連休となる方も多いかと思います。

 

今朝のテレビでもやっておりましたが、日本全国あちこちの高速道路で〇㎞の規制渋滞と報道されておりました。

 

規制渋滞の次はUターンラッシュが控えております。

今年のUターン時期には大型の台風10号が西日本に直撃すると言われており、雨風の影響で高速道路の速度制限、視界不十分により事故の確率が上がる、交通事故による渋滞といったような負の連鎖が起こるような事が十分考えられます。

 

せっかくお盆休みでリフレッシュしたのに、最後の最後で・・・とならないよう、車を運転する際には十分ご注意ください。

 

また、今年はマメに交通情報、気象情報をチェックし早めの休憩、出発時間の調整なども考えて余裕ある移動を心がけるようにいたしましょう。

 

最近の車には衝突安全システムだとか自動ブレーキアシストといった機能が搭載され、昔よりも事故の発生率は下がるとは思いますが100%の安全は保障できません。

 

それでも万一交通事故に遭ってしまい困った場合には、まずは110番通報をして、ご自身の安全を確保してください。

その上で当院までご連絡をいただければ、できる範囲でご協力させていただきます。

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万が一、交通事故に遭ってしまいケガをした場合の治療費って誰が払うのかご存知でしょうか?

 

加害者の加入している損害保険会社でしょ?

 

と思う人もいると思いますが、本来は被害者の方が病院にかかった際に

 

「一度、立替て治療費を支払う」

 

というのが原則となります。

 

え!?と思う方もいると思いますが、原則的な流れを以下に載せてみます。

 

 

このように、とても複雑な流れになってしまいます。

 

また、被害者に一時的とはいえ金銭的負担もかかってしまいます。

被害者の方が治療を受けるにあたって経済的なダメージが無ければ問題ないのでしょうが、立替とはいえ、治療費を支払うと生活になにかしら支障をきたすような事があるとすれば、必要とする治療すら受けなくなることになります。

 

その為、損害保険会社は

 

①被害者が経済的・精神的なダメージを受けることなく

②安心して治療を受ける事ができるように

 

以下のように簡略化する事がほとんどとなっております。

 

こうすることで「被害者」「加害者」「病院等」「損害保険会社」の間でのややこしいやり取りがものすごく簡潔となります。

 

こうなると

 

①被害者の方は一時的な金銭的支出を伴わずに治療を受けることが出来る

②加害者としょっちゅうやり取りをしなくていい

 

といった感じで一安心ですよね。

 

もちろん、このような簡潔な流れにするためには「被害者」と「病院等」「損害保険会社」の間で何度かやり取りをしてもら事になるのですが、その辺の事はまた後日に別記事にて書いてみたいと思います。

交通事故に遭ってする事

車を運転中に、万一、交通事故に遭ってしまったら「何をしたらいいのかわからない」という方が結構多いようです。

 

あなたは「何をしたらいいか」わかるでしょうか?

何をするのか?何故するのか?をここで書きたいと思います。

 

物損事故であれ人身事故であれ、事故が起きた場合にまずすることは・・・

 

「警察への110番通報」です!!

 

警察の方に、何時・どこで・どのような事故があったのかという公的な証明書を作成してもらうためにも必ず警察へ連絡をしてください。

 

人身事故の場合でケガ人が出てしまった場合は必要に応じて「119番で救急車」を呼んでください。加入している保険会社への連絡はこれらが終わってからでも十分です。

 

車を運転していて、誰か人をケガさせたのに「警察を呼ばない」「ケガ人を放置(ひき逃げ)」した場合は「道路交通法」違反として罰せられてしまうことになります。

 

相手にケガを負わしたり、自身も何かしらケガをしたかな?と感じるようでしたら、お互いにどんなに些細な症状であれ、必ず病院(整形外科)を受診しましょう。

 

どのような小さな症状であれ、病院にかかっていないと「交通事故が原因による症状かどうか?」がわからないため、自賠責保険や任意保険が使えず自腹を切る事となってしまいます。

 

病院にかかる際は、事前に保険の担当者へ連絡をしておけばスムーズな対応が可能となるはずです。

 

救急車で行った場合は遠くの病院に搬送されることがあるので、継続して通院する事が困難なことがあります。その際は、通いやすい病院にうつる旨を病院に伝えて「紹介状」をもらってください。同様に保険会社にも通院する病院を変更する事を伝えてから「紹介状」を持って、次の病院を受診してください。

 

また、保険会社が認めてくれれば「病院」だけではなく「整骨院」でも交通事故の治療は可能となっております。

 

当院も多数の交通事故患者の方が通われていますが、治療や保険に関する事など、患者さんの交通事故に対するストレスが少しでも軽減できるよう手助けができればと思います。

 

何かあればどんな些細な事でも結構ですので、いつでもご連絡下さい。

 

 

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交通事故での通院について

最近来られた患者さん(以後Aさん)ですが、交通事故での通院に対してです。

 

お話を聞いていると、Aさんは交通事故自体が初めての経験、Aさんの親が交通事故の経験者のようです。

 

先日、親から

 

「慰謝料をもらうために通院していると思われたくないから、少し症状がマシになったら通院をやめなさい」

 

といわれたようです。もちろん「痛み」がないなら通院の必要はないですよね。でもAさんは痛みがあるから通院をしているのに、このような発言に驚いたようですが、同時に「そういうものなのかな?」とも思ったようです。

 

多数の交通事故患者を診させてもらった側からすると、交通事故での症状は「いつ」「どう変化するか」まったくわからない時があります。

そのため「他の第三者からの目を気にした通院」「少しマシになったからすぐに治療をやめる」といった事はしないでほしいと思います。

 

「病院における専門医の意見」と「自分の今の状態」を主軸に治療していただけたらと思います。

 

当院の交通事故患者様には連携している医師や弁護士といった専門の方々のアドバイスを受けながら適切な治療内容、治療期間などを提供させていただきたいと思います。

 

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交通事故での治療費

交通事故での治療において治療費はどの保険会社が負担するのか?

 

強制保険という形で自賠責保険には車を使用される以上誰しもが入っていると思います。

 

この自賠責保険は車の事故での負傷を最低限守るためのものですがよく勘違いされることがあるのでここで記述したいと思います。

 

事故が起きた時に加害者と被害者に分類されます。

 

加害者の負傷については被害者の自賠責保険。

被害者の負傷については加害者の自賠責保険。

 

を使用することになります。

 

加害者の方はケガをしても自分の入っている任意保険から治療費を出してもらっていると思われる方が多いのですが、この辺りはしっかり知っておきたいと思います。

 

ただし、自賠責保険の対応範囲以上の費用が掛かった時は任意保険または自己負担となります。昨今の治療費や慰謝料において億単位の請求も増えているようなので、車を運転する以上は任意保険に入っている方が良いと思います。

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